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THEME 抗凝固療法関連ガイドライン―最新版の要旨と改訂内容― Special Articles

不整脈薬物治療ガイドライン:心房細動抗凝固療法を中心に

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掲載誌
Cardio-Coagulation Vol.8 No.3 15-21, 2021
著者名
清水 渉
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
循環器 / 血液
診療科目
循環器内科
媒体
Cardio-Coagulation
Key Words
心房細動,心原性脳塞栓症,抗凝固療法,直接作用型経口抗凝固薬(DOAC),包括的管理・治療

不整脈薬物治療のガイドラインとしては11年ぶりに全面改訂となった『2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン』では,直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)の登場により大きく変化した心房細動の抗凝固療法を中心に改訂が行われた。カテーテルアブレーションの登場により心房細動の病態生理が明らかとなり,その発生にはトリガーである肺静脈からの心房期外収縮だけでなく,心房筋の構造的・電気的リモデリングが深く関与する。このため,心房細動の治療にはリモデリングの原因となる高血圧・糖尿病・肥満・睡眠呼吸障害などの併存疾患の包括的管理・治療が重要となる。心房細動患者の約40%が無症候であり,潜在性心房細動患者の検出が心原性脳塞栓症の予防において重要であり,心房細動検出に検脈や長期間心電図モニターが推奨される。心房細動の抗凝固療法の改訂ポイントとしては,塞栓症リスク評価にCHADS2スコアが引き続き踏襲され,すべてのDOACがCHADS2スコア1点以上で推奨,ワルファリンは考慮可となった。また,その他のリスク因子として新たに持続性・永続性心房細動,腎機能障害,低体重,左房拡大の4つが加わった。さらに,非弁膜症性心房細動患者にワルファリンを使用する場合には,年齢によらず管理目標INRが1.6~2.6に設定された。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Cardio-Coagulation2021年9月号(Vol.8 No.3)

「非弁膜症性心房細動を中心とした循環器疾患と抗凝固療法」に焦点を当て、診療科の枠を超えた総合的な情報や注目すべき話題を幅広く提供する学術専門雑誌

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