胎児と母親をつなぐ「臍の緒」―小児科医なら目にする機会も少なくないと思います.日本ではこの臍の緒を永く取っておく習慣が古くからありますが,近代西欧文化に同様の習慣はないようです.このため,臍の緒を活用した研究に関する日本以外からの発信は非常に限られています.しかしながら,臍の緒を保存する習慣がはたして日本の文化だけなのかを筆者なりに調べたところ世界中に臍の緒を保存する習慣がある/あったことが判明しました(図).後述する筆者らの報告中に1)典拠を示しています.
小児感染症Q&A
胎内感染の解析に臍の緒の活用が拡がっているのですか?/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の保育所,幼稚園,学校における感染対策について教えてください./2021年のオリンピックを控えて,特に小児で懸念される輸入感染症について教えてください./新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も含めて,網羅的な遺伝子検索は小児呼吸器感染症の診療にどれだけ役に立ちますか?
掲載誌
up-to-date 子どもの感染症
Vol.8 No.1 10-22,
2021
著者名
宮田一平
/
勝田 友博
/
水野泰孝
/
大楠 清文
記事体裁
連載
/
Q&Aシリーズ
/
抄録
疾患領域
小児疾患
/
感染症
診療科目
小児科
媒体
up-to-date 子どもの感染症
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。