私は祖父も父も小児科医だったこともありますが,やはり子どもが好きなので小児科医の道に進みました.1950年に東京都足立区に父が開業し,同じ場所に私が引き継いで「和田小児科医院」を開業したのは1992年です.父の代から親子3代,4代で通われるなど,地元の方々との信頼関係が長年続いています.私はリウマチ専門医でもあることから,当院にはリウマチ患者さんも多く,子どもから高齢者まで来院されます.1日の来院患者数は時期によって異なり,夏場は120人,冬場は200人にのぼり,感染症の流行状況などによっても変動します.
病院の待合室には,フランスのルーブル美術館にあるピラミッドをイメージして作った大きな天窓を備えました.天気の良い日には天窓から降り注ぐ自然光がとても綺麗で,子どもたちがそういった光景を見て心が落ち着く空間にしたいと考えています.また,東京慈恵会医科大学(以下,慈恵医大)で20年にわたり感染症診療に取り組んできた経験から,手洗い場の設置場所や感染症患者の動線に配慮した空間を作ってきました.感染症患者専用入口の設置は難しかったため受付近くに「感染症室」を配置し,感染症を疑う患者さんが来院した場合に入室いただき,私がそこに行って診察するという体制で基本的に対応しています.
病院の待合室には,フランスのルーブル美術館にあるピラミッドをイメージして作った大きな天窓を備えました.天気の良い日には天窓から降り注ぐ自然光がとても綺麗で,子どもたちがそういった光景を見て心が落ち着く空間にしたいと考えています.また,東京慈恵会医科大学(以下,慈恵医大)で20年にわたり感染症診療に取り組んできた経験から,手洗い場の設置場所や感染症患者の動線に配慮した空間を作ってきました.感染症患者専用入口の設置は難しかったため受付近くに「感染症室」を配置し,感染症を疑う患者さんが来院した場合に入室いただき,私がそこに行って診察するという体制で基本的に対応しています.