わが国は,2015年3月にWHO西太平洋地域麻疹排除認証委員会により,麻疹排除状態にあると認定を受けた.「麻疹排除」とは「優れたサーベイランス体制が整ったある特定の地域において,12カ月間以上,伝播を継続した麻疹ウイルスがいない状態」と定義されている.海外から持ち込まれた麻疹ウイルスが,短期間,国内で伝播しても麻疹排除状態と認められる.一方,麻疹排除を達成しても,新たに1年間以上,継続して伝播したウイルスが出現すると「麻疹の再興」と判断される1).
小児感染症Q&A
麻疹排除認定後の国内の流行状況はどうなっていますか
掲載誌
up-to-date 子どもの感染症
Vol.5 No.1 12-13,
2017
著者名
駒瀬勝啓
記事体裁
抄録
疾患領域
小児疾患
/
感染症
診療科目
小児科
媒体
up-to-date 子どもの感染症
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。