第26回日本臨床微生物学会総会・学術集会において「JANIS(サーベイランスのやり方と意義)」と題したシンポジウムが行われた。厚生労働省院内感染対策サーベイランス(Japan Nosocomial Infections Surveillance:JANIS)は,医療機関における院内感染対策を支援するために2000年7月より開始されたサーベイランス(監視・監査)事業であり,2014年4月の診療報酬改定において院内感染対策加算1の施設条件として院内感染対策サーベイランスに参加していることが必須になったことから,参加医療機関が急増している。本シンポジウムでは,5名の演者よりそれぞれ異なる立場から,JANISの目的や概要,精度管理の問題点や還元データ解析からみたわが国の耐性菌の現状,感染管理の実際,JANISの利用価値をさらに高めるための今後の展望について発表をお伝えする。
日本臨床微生物学会総会
(講演)JANIS(サーベイランスのやり方と意義)
第26回日本臨床微生物学会総会・学術集会シンポジウム3 2015年1月31日(土)
掲載誌
感染症道場
Vol.4 No.2 49,
2015
著者名
長沢 光章
/
森兼 啓太
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
消化器
/
感染症
診療科目
小児科
/
消化器内科
/
呼吸器内科
媒体
感染症道場
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。