低Na血症は入院患者でしばしば認められ,浸透圧性脱髄症候群(osmotic demyelination syndrome;ODS)などの重大な合併症に関連する。近年発表されたガイドラインでは,ODSのハイリスク患者に対し血清Na濃度の補正速度が8mEq/L/日を超えないことが推奨されている。重症低Na血症において血清Na濃度の過剰補正をコントロールするのにデスモプレシンの使用が推奨されているが,これは限られたデータをもとに作成されているため,本研究では重症低Na血症に対するデスモプレシン製剤の使用戦略についてレビューする。
Selected Papers(腎臓領域)
低Na 血症の過剰補正をコントロールするためのデスモプレシンの使用:システマティックレビュー
掲載誌
Fluid Management Renaissance
Vol.6 No.4 73-74,
2016
著者名
龍華 章裕
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
腎臓
診療科目
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
Fluid Management Renaissance
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。