For bone health 骨の健康のために
運動療法の評価と有用性
EFFICACY AND EFFECTIVENESS OF EXERCISE THERAPY
掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
Vol.6 No.3 45-48,
2016
著者名
岩本 潤
記事体裁
抄録
疾患領域
骨・関節
診療科目
整形外科
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
「運動療法の目的」骨粗鬆症は「骨強度の低下を特徴とし,骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義され1),閉経後女性に多発する.骨粗鬆症に関連する椎体および大腿骨近位部骨折は,健康寿命を縮めるばかりでなく,死亡率をも高めることから2),これらの骨折を抑制することは重要である.また,骨粗鬆症に関連する骨折には連鎖があり,非椎体骨折の既往は大腿骨近位部骨折のリスクを増加させることから(表1)3),初発骨折としての前腕骨遠位端骨折を抑制することも重要である.ちなみに,大腿骨近位部および前腕骨遠位端骨折の大部分は転倒により発生することに異論はない.ちなみに,大腿骨近位部および前腕骨遠位端骨折の大部分は転倒により発生することに異論はない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。