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カルシウム・パラドックス


掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.3 No.2 4-5, 2013
著者名
藤田拓男
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―

カルシウム(Ca)は, 人体の無機元素のなかでユニークな位置を占め, たとえばマグネシウム(Mg), ナトリウム(Na), カリウム(K), 鉄(Fe)などとまったく異なる体内分布と機能をもつ. 細胞内遊離Caイオン[Ca]iはきわめて低く, 細胞をとり囲むあらゆる生物学的恒数のなかでも最も厳しく守られている血清Caの約1万分の1, 骨のCa濃度の約1億分の1に過ぎない. このような細胞内のCaの真空状態は細胞の情報伝達とあらゆる機能の基礎である1). Caパラドックスは生理学的な観察に始まった現象である. Ca欠乏状態におかれていた細胞が正常濃度のCaを含む液で灌流されると, 通常は細胞の生存に不可欠なCaが逆説的に激しい毒性をもち, 細胞を傷害する. Ca欠乏の典型的な例である骨粗鬆症の発生と平行して, 血管や軟骨では逆にCaの含有量が著明に増加し2), これがCaパラドックスの臨床的表現である3)4).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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