日本と世界の研究室から
感染症サーベイランスとHIV検査について~東京都健康安全研究センター~
掲載誌
HIV感染症とAIDSの治療
Vol.15 No.1 73-77,
2024
著者名
貞升 健志
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長島 真美
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吉村 和久
記事体裁
抄録
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連載
疾患領域
アレルギー・免疫
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感染症
診療科目
その他
媒体
HIV感染症とAIDSの治療
Key Words
感染症サーベイランス
/
SARS-CoV-2
/
地方衛生研究所
/
HIV検査
東京都健康安全研究センターは,全国の都道府県に設置されている地方衛生研究所の1つであり,東京都新宿区に位置する。組織構成は所長(吉村和久),企画調整部,広域監視部,微生物部,食品化学部,薬事環境科学部および精度管理室からなり,試験検査,研究,研修,広報(疫学情報)の4本柱から業務を遂行し,都内における健康危機管理の技術的拠点としての機能が期待されている。そのなかで,感染症サーベイランス機能として地方感染症情報センターを設置している。東京都内の疫学情報の収集・解析は企画調整部が担当し,病原体の検査および解析は微生物部が担当している。本稿では,微生物部での病原体検査を基盤とするサーベイランス情報の概要とHIV検査に関するこれまでの取り組みをご紹介したい。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。