30歳代,男性。2020年9月15日(day 0)から倦怠感を自覚するようになり,翌16日からは38度台の発熱とともに関節痛,頭痛,両眼痛が出現したため近医を受診。COVID-19が疑われたため,SARSCoV-2抗原検査が実施されたが,結果は陰性だったためアセトアミノフェン処方で帰宅となった。
しかし,その後も発熱が持続するため9月27日(day 12)に近医を再受診した。SARS-CoV-2抗原検査を再検したが陰性だったとのことで,同日,紹介状とともに当院を受診した。
前医での検査所見(9月27日)は以下の通り:WBC 5,900/μL(Stab 31.5, Seg 23.5, Lym 33.5,Mono 5.0, Eosi 0.0, Baso 0.0, Aty lym 6.5),Hb 15.2g/dL,PLT 17.3万/ μ L,AST/ALT/LDH
176/137/1,265,Cre 1.03mg/dL,CRP/フェリチン 7.51/10,922。
当院受診時(day 12)は頭痛,右肩関節痛,体重減少(4月時点で57kgが受診時51kg,途中経過不明)を訴えていた。意識は清明であるが,軽度の項部硬直と両側頸部に軽度圧痛を伴うリンパ節腫脹を多数認める以外は特記すべき理学所見はなかった。
この症例はHIV感染症が疑われるが,鑑別すべき疾患,検査計画について論じてください。
しかし,その後も発熱が持続するため9月27日(day 12)に近医を再受診した。SARS-CoV-2抗原検査を再検したが陰性だったとのことで,同日,紹介状とともに当院を受診した。
前医での検査所見(9月27日)は以下の通り:WBC 5,900/μL(Stab 31.5, Seg 23.5, Lym 33.5,Mono 5.0, Eosi 0.0, Baso 0.0, Aty lym 6.5),Hb 15.2g/dL,PLT 17.3万/ μ L,AST/ALT/LDH
176/137/1,265,Cre 1.03mg/dL,CRP/フェリチン 7.51/10,922。
当院受診時(day 12)は頭痛,右肩関節痛,体重減少(4月時点で57kgが受診時51kg,途中経過不明)を訴えていた。意識は清明であるが,軽度の項部硬直と両側頸部に軽度圧痛を伴うリンパ節腫脹を多数認める以外は特記すべき理学所見はなかった。
この症例はHIV感染症が疑われるが,鑑別すべき疾患,検査計画について論じてください。