Case Report
急性腎不全をきたした重症A型急性肝炎・肝不全の一例
掲載誌
HIV感染症とAIDSの治療
Vol.11 No.1 43-45,
2020
著者名
白川康太郎
記事体裁
連載
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症例
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抄録
疾患領域
消化器
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腎臓
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血液
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アレルギー・免疫
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泌尿器
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感染症
診療科目
消化器内科
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腎臓内科
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泌尿器科
媒体
HIV感染症とAIDSの治療
A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)によるウイルス性肝炎で,2016年から2018年にかけて世界的にHIV感染者を含む男性と性交渉をもつ男性(men who have sex with men;MSM)の間で流行した。本邦では2018年に流行がみられ,当院でも急性腎不全をきたした重症A型急性肝炎・肝不全の症例を経験した。A型肝炎は流行地への渡航の際にはワクチン接種が推奨されており予防できる疾患である。MSMでは流行する可能性があり,本例のように重症化する例もあることからワクチン接種が推奨される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。