肝臓領域における造影超音波(検査)は,松田らにより1980年代初頭に炭酸ガスとアルブミンを用手撹拌して作成した炭酸ガスマイクロバブルをエコー源として動注したのが最初である1)。静注用超音波造影剤ソナゾイド®は2007年1月に肝腫瘤性病変に対して保険適用となり,肝腫瘍や肝転移診断において造影超音波は,優れた診断精度を有する診断モダリティとして確立されている。乳房腫瘤性病変に対する造影超音波は,第Ⅱ,Ⅲ相臨床試験において超音波Bモード法(非造影)や造影MRIに比較して正診率で有意に優れ,2012年8月に保険適用となった。ソナゾイド®は,鶏卵由来の安定剤である水素添加卵黄ホスファチジルセリンナトリウムとペルフルブタンから成る,径2~3μmの微小気泡(マイクロバブル)である。臨床試験で使用された診断基準を図1に示す。