レジデントからのQ&A
抗癌剤による手足症候群(HFS)の対処法について教えてください
掲載誌
胃がんperspective
Vol.5 No.1 40-43,
2012
著者名
松岡宏
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
胃がんperspective
「Answer」手足症候群(hand foot syndrome: HFS)とは, 抗癌剤や分子標的薬によって引き起こされる手, 足に発現する発赤, 腫脹, 疼痛, 乾燥, 色素沈着などを伴う皮膚反応の総称です. グレード分類には, NCIのCTCAE ver.4.0の分類(表1)1)やBlumの分類(表2)2)などがあり, いずれも日常動作の困難をGrade 2以上としており, 薬剤の減量・休薬を考慮する必要があります. 原因薬剤としては5-FU系抗癌剤, 特に乳癌や大腸癌で再発予防, あるいは進行癌に対して標準的に使われているカペシタビンに特徴的に出現します3). 他にはドキソルビシンやドセタキセル, メトトレキサートでも起こります. また, 分子標的薬では腎細胞癌や肝細胞癌で使われるソラフェニブやスニチニブでも発現します. 分子標的薬剤によるHFSでは水泡形成が高頻度に起こる傾向があります.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。