Answer
はじめに
早期胃癌では,潰瘍が並存しないと腫瘍による症状はほとんどありません。進行胃癌になると,腫瘍そのものの原因による症状が見られます。食道・胃接合部や幽門部では狭窄症状(食物が通らない),スキルスのように胃全体が占居されると食事量の低下,腫瘍からの持続的出血による貧血,などがあります。また,転移すると,腹水(腹膜転移),黄疸(肝転移),頸部リンパ節を触れる(Virchowリンパ節),腸閉塞(腹膜転移),骨折(骨転移),などが見られることがあります。
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レジデントからのQ&A
幽門狭窄を合併した進行胃癌への対処法について教えてください
掲載誌
胃がんperspective
Vol.4 No.4 42-43,
2011
著者名
古河洋
記事体裁
Q&Aシリーズ
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全文記事
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
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消化器外科
媒体
胃がんperspective
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。