本文へ移動
M-Review
全文記事

State of the art(胃がんperspective)

胃癌におけるPFSとOSの相関について

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
胃がんperspective Vol.4 No.3 22-28, 2011
著者名
設楽 紘平
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
媒体
胃がんperspective

 胃癌化学療法の臨床試験においてPFSがOSの代替エンドポイントとなりうるかという点について近年まで討論されることがほとんどなかったが,新薬開発の必要性や近年のグローバル試験における地域差から,この点が話題に上る機会が増えている。36の比較試験を対象とした文献データベースの解析によると,PFSもしくはTTPのHRとOSにおけるHRの相関係数(ρ)は0.80とある程度の相関を認めたが,二次治療使用割合が増えるとPFS/TTPのHRとOSのHRが乖離する傾向にあった。2011年のASCOにおいて報告された患者個別データを用いた解析によると,20試験において患者レベルのPFSとOSの相関は相関係数0.834と強く相関していたが,試験レベルの相関は説明係数(R2)0.61と中等度の相関にとどまった。以上より,これまでの検討のみからはOSに対するPFSの代替性は,胃癌や大腸癌における術後補助療法のDFSとOSと同様な強い相関を認める結果にはなっておらず,PFSを進行胃癌における化学療法の臨床試験における主要エンドポイントとして用いることが適切かどうかについてはさらなる検討の余地がある。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
胃がんperspective2011年9月号(Vol.4 No.3)

専門を横断し,基礎と臨床を融合させた内容で胃癌診療のトータルマネージメントを支援する日本初の胃癌に特化した学術専門雑誌。読みやすくポイントをおさえた誌面で胃癌診療に携わるすべての方々に,明日の研究および臨床の現場に役立つ国内外の最新情報を提供。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ