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M-Review

特集 炎症と大腸癌

潰瘍性大腸炎発癌の病理

Pathological aspect of carcinogenesis in ulcerative colitis

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掲載誌
大腸癌FRONTIER Vol.6 No.2 14-19, 2014
著者名
小林 俊介 / 三富 弘之 / 岡本 陽祐 / 秋元 直彦 / 岡本 健太郎 / 冨田 茂樹 / 市川 一仁 / 藤井 茂彦 / 飯塚 文瑛 / 五十嵐 良典 / 藤盛 孝博
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / アレルギー・免疫 / 癌
診療科目
消化器外科 / 放射線科 / 一般外科 / 腫瘍内科 / 消化器内科
媒体
大腸癌FRONTIER

「Summary」 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis ; UC)の発癌過程では, 感染因子, サイトカイン, 活性酸素などが腫瘍関連遺伝子の(エピ)ジェネティックな変化や腫瘍関連マイクロRNAの発現変化を引き起こす. UCの大腸癌発生率は一般人よりも高く, その予後を左右する因子として大腸癌の発生があげられるが, その前癌病変(dysplasia)は炎症を背景にした境界不明瞭な平坦病変が多く, 発見は容易でない. また, dysplasiaは組織異型に乏しいため, 組織診断一致率が低いという問題点もある. 組織診断上重要な点は, 再生異型上皮とdysplasia, low-grade dysplasiaとhigh-grade dysplasia, 散発性腺腫とdysplasiaとの鑑別であり, 各々, 経過観察法や治療法が異なる. 日常の病理診断において, これらの補助的鑑別診断法としてp53免疫染色が最も有用で汎用されているが, p53陰性のdysplasiaを拾い上げに役立つ他の免疫染色法の開発が期待される.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

大腸癌FRONTIER2013年12月号(Vol.6 No.2)

大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報を発信し,診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。


『大腸癌FRONTIER』休刊のご案内


 平素より格別のお引き立てを賜り,厚く御礼申し上げます。

 さて,雑誌『大腸癌FRONTIER』は,2008年の創刊以来5年にわたって,ご愛読者をはじめ各関係者の方々の温かいご支援のもとに発行してまいりましたが,諸般の事情により2013年12月号をもちまして,休刊させていただくことになりました。ここに謹んでご案内申し上げます。

 読者の方々には5年にわたってご愛読いただき,誠にありがとうございました。


2013年12月

編集委員一同

株式会社メディカルレビュー社

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