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大腸癌の病理診断をみつめる

【各論】進行大腸癌の肉眼分類:2型と3型の分岐点─分類の必要性と臨床病理学的相違

Macroscopic type of advanced colorectal cancer: the turning point in type 2 and 3, and their clinicopathological differences

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掲載誌
大腸癌FRONTIER Vol.4 No.1 48-53, 2011
著者名
山田真善 / 松田尚久 / 坂本琢 / 中島健 / 斎藤 豊 / 藤井隆広 / 谷口浩和 / 九嶋 亮治
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
一般外科 / 腫瘍内科 / 手術・救急 / 消化器外科
媒体
大腸癌FRONTIER

Summary  大腸癌は日本において最も頻度の高い癌の一つである。なかでも3型大腸癌はほぼ全例が漿膜下層まで浸潤しており,予後が悪いとされる。今回,2型と3型大腸癌の臨床病理組織学的相違点を明らかにするため,国立がん研究センター中央病院で切除された症例を,臨床,組織,予後に分けて検討した。その結果,3型大腸癌では閉塞に関連した症状が約半数を占め,すべての症例で漿膜下層以深への腫瘍の浸潤が認められた。さらに,2型に比較してリンパ管侵襲の発生リスクが5.7倍に,神経周囲浸潤の発生リスクが6.5倍に,リンパ節転移の発生リスクが4.7倍になることが明らかになった。2型と3型の分岐点として,リンパ管侵襲と神経周囲浸潤があげられ,両者を分類することにより進行度と予後を推測し得る可能性が示唆された。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
大腸癌FRONTIER2011年3月号(Vol.4 No.1)

大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報を発信し,診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。

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