症例1

年齢,性別

40歳代,男性(BMI 20,喫煙者).

現病歴・経過

20歳代で発症の統合失調症で,病状悪化による入退院を繰り返していた.治療抵抗性統合失調症と診断し,X年3月よりクロザピンを開始し,600mg/日にて病状は安定した.X+7年10月に全身性ミオクロニー発作が生じた.頭部CT検査で異常はなく,脳波では広汎性棘徐波複合を認めた(図1).クロザピンの血中濃度は1,400ng/mL(参考値350~600ng/mL)と高値であった.クロザピンを500mg/日に減量し,バルプロ酸400mg/日を開始した.その後,脳波は正常化し,発作は生じていない.500mg/日で維持したのち,血中濃度は613ng/mLまで低下した.