てんかんは,約100人に1人の有病率で,全世界で約5,000万人のてんかん患者が存在するといわれており,決してめずらしくない神経疾患である1).てんかんは,患者の年齢や病因,治療状況や併存症によってさまざまな症状を呈することから,その理解や受容において複雑な過程を必要とすることも少なくない.また,その複雑さから,悪霊や神秘と結びつけて考えられた歴史があり,今日でもしばしば誤った理解からのスティグマが問題視される疾患となっている2).てんかんのスティグマを知るためには,まずはその背景となるてんかんの歴史を知っておく必要がある.本稿では,てんかんの歴史と社会的認知の変化,そしてスティグマの実態と,スティグマ低減に向けての取り組みについて概説する.
Special Articles(Epilepsy)
②てんかんとスティグマ
掲載誌
Epilepsy
Vol.18 No.1 17-22,
2024
著者名
倉持 泉
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。