Special Articles(Epilepsy)
①Critical Care EEGの現状と展望
掲載誌
Epilepsy
Vol.18 No.1 11-15,
2024
著者名
久保田 有一
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
Critical Care EEG(CCEEG:神経救急脳波〔筆者訳〕)という概念は,2000年頃より欧米で飛躍的に増えてきた,主にICUで行う脳波検査である.CCEEGには,広義にはさまざまな重篤な救急疾患に対して行われるポータブル脳波検査などを含んでいたが,現在,狭義としてのICUで測定される持続脳波モニタリング検査を意味することが多い.すなわち,従来のCCEEGは,意識障害患者における脳機能の状態把握として,いわゆる神経機能予後をみる目的で行われていた検査であったが,近年は,持続脳波モニタリング検査で検出される非けいれん性発作(nonconvulsive seizures:NCSz)や非けいれん性てんかん重積状態(nonconvulsive status epilepticus:NCSE)を診断する目的が大きい.CCEEGは,それ以外にもNCSEを診断した場合,その後の治療評価や,神経学的予後評価についても効力を発揮する.NCSEは,顔面のミオクローヌスや,眼振などの微細な臨床症状を伴うこともあるが症状を伴わないことも多いため,CCEEGが診断においては重要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。