Special Articles(Epilepsy)
①WHOのてんかん決議─2022年5月のWHO総会のIGAP決議を受けて─
掲載誌
Epilepsy
Vol.17 No.2 11-23,
2024
著者名
池田 昭夫
/
川合 謙介
/
梅本 里美
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
IGAP(Intersectoral global action plan on epilepsy and other neurological disorders)は,2022年のWHO総会で満場一致で採択された“てんかんの諸々の問題”を解決するための社会実装計画であり,「てんかんにまつわるさまざまな問題点を,臨床,教育,研究,社会制度のすべてを対象にして,現状の分析から改善を図り,世界的に10年間の長期計画で進める」ことが示されている.これまでにも,多くの取り組みがなされてきたが,今回の網羅的な各論の実効性から各国レベルでの法律的担保も手段として記載されている.“てんかんの諸々の問題”については,低所得国だけでなく,先進国においてもいまだ解決されていない問題点は多くあり,しかも,すでに問題点は抽出されていても社会実装が進まないために未解決の状況であることは少なくない.わが国では,WHO総会のIGAP決議を受けて,社会実装をいかに進めるかが重要な課題と考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。