幼少期発症の小児てんかん患者の約60%は成人になる頃には寛解するが,約20%は成人になってからも治療を続けるといわれている1).移行期にあたる13~18歳頃は大人への移り変わりの時期であり,自己(アイデンティティ)形成の重要な時期でもある.てんかんのある子どもは他の疾患に比べて精神的な問題を抱えることが多く2),自尊心が低下し3),社会的な問題なども多い4)といわれている.てんかんの子どもをもつ親も将来の転科に不安を感じており,59%が小児科の継続を希望しているとのアンケート結果もある5)