新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,飛沫感染,接触感染により容易に感染が拡大する.2019年12月,中国・武漢で始まったとされ,本邦では2020年1月16日に最初の国内感染者が確認された.感染者数の増加に従い福岡県では4月7日に緊急事態宣言が発令され,4月10日をピークにいったん国内感染者は減少したが,5月25日に宣言が解除されると再び感染者は増加した.8月5日~10月8日にかけての福岡コロナ警報のときは8月7日に感染のピークがあり,2021年1月14日からの福岡県における第2回緊急事態宣言では1月18日に感染のピークがあった1).脳波検査は検査技師や医師が患者に近接して行う検査であり,COVID-19の影響をじかに受ける.そこで,この約1年で経験したCOVID-19禍での脳波検査の実際をまとめた.
てんかん臨床の窓から
COVID-19禍での脳波検査の実際
掲載誌
Epilepsy
Vol.15 No.1 40-44,
2021
著者名
酒田あゆみ
/
重藤寛史
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
/
小児科
媒体
Epilepsy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。