てんかん臨床の窓から
ウェアラブルてんかんモニタリングシステム
掲載誌
Epilepsy
Vol.14 No.1 40-43,
2020
著者名
宮島美穂
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
/
小児科
媒体
Epilepsy
近年,ウェアラブルデバイス(身体に装着可能な装置)によって生体信号を日常的にモニタリングする技術が急速に普及してきた.こうした技術をてんかん患者のケアに応用する取り組みも相次いでいる.てんかんは慢性疾患で,予期せぬときに発作が生じ,本人が発作を認識できなかったり,発作に対して周囲のケアが必要だったりする.日常生活に寄り添うかたちで患者をモニタリングするウェアラブルセンシングの技術は,てんかんケアのニーズによくマッチするといえるだろう.てんかん診療,およびケアにおけるウェアラブルシステムの主な意義として,発作検知,発作予知,てんかん突然死の予防やリスク評価などを目的としたモニタリングが挙げられる.脳波を日常生活で違和感なく安定計測することは困難なため,身体加速度,心拍,心電図,皮膚電気抵抗,表面筋電図などのモダリティが主に用いられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。