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M-Review

診断と治療(Epilepsy)

ビガバトリンと網膜電図(ERG)

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掲載誌
Epilepsy Vol.13 No.2 23-27, 2019
著者名
堀口正之 / 谷川篤宏
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
神経疾患 / 眼疾患
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 眼科
媒体
Epilepsy

網膜電図(electroretinogram:ERG)は『眼の心電図』ともいえる検査であり,網膜の機能を客観的に評価できる.心電図は電極を装着して,増幅器で電位変化を記録するのみであるが,ERGは電極を装着して網膜を光刺激する必要がある.刺激光は網膜外層の4種類の視細胞(杆体,青錐体,赤錐体,緑錐体)の外節色素に吸収され,視細胞が過分極する(「過分極応答」と呼ばれる).杆体は暗所視を担い,3種類の錐体は明所での視覚を担当する.反応はシナプスを介して双極細胞(ON双極細胞,OFF双極細胞)に伝達され,さらにアマクリン細胞,神経節細胞とその軸索(axon)を経由して,視神経に至る.視覚情報は視神経から外側膝状体を経由して視覚中枢に到達する.ERGでは,視細胞の反応が下向き陰性のa波として捉えられ,双極細胞とミュラー(Müller)細胞(網膜のグリア細胞)の反応が上向き陽性のb波として記録される1)(錐体a波は双極細胞の反応も含む).アマクリン細胞の電位変化は律動様小波としてみられ,神経節細胞の軸索の光応答はphotopic negative response(PhNR)として記録される.網膜内のニューロンと光反応の網膜内pathwayを図1に示した2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Epilepsy2019年11月号(Vol.13 No.2)

本誌は,分散している情報を集約し,てんかんの適切な医療とケアの向上に貢献することを目的として創刊された。てんかんに関する既存の情報誌の橋渡しとなり,また不足する部分を補うことによって,充実した情報源として役立ちたいと願うてんかんの総合学術誌である。

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