Special Articles
【臨床】産業医からみた職業とアレルギー
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.21 No.2 23-27,
2023
著者名
澤田 雄宇
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
皮膚疾患
/
アレルギー・免疫
診療科目
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
Key Words
職業性皮膚疾患
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アレルギー性接触皮膚炎
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原因物質
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パッチテスト
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産業医
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仕事のかぶれ
職業性のアレルギー性接触皮膚炎は皮膚科医が遭遇する頻度の高い疾患であり,原因物質を突き止め,接触を断つことができれば根治が可能である.しかしながら,皮膚炎を引き起こす原因物質が“職場での業務”に起因するだけに,臨床医が職業性を想定しなければ原因物質は特定されにくく,治療や対応に苦慮することが多い.さらに,皮膚炎の継続は,患者の業務効率を低下させ,不本意な配置転換などにより生活や将来設計に影響を及ぼすリスクもある.今回は,職業性のアレルギー性接触皮膚炎の原因物質の同定のコツや,患者の将来をも見据えた介入のあり方,産業医の役割について,澤田雄宇先生に伺った.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。