欧州リウマチ学会議(EULAR)
2013年欧州リウマチ学会議(EULAR)
掲載誌
Arthritis―運動器疾患と炎症―
Vol.11 No.3 48-49,
2014
著者名
田中 良哉
記事体裁
抄録
疾患領域
骨・関節
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
媒体
Arthritis―運動器疾患と炎症―
2013年欧州リウマチ学会議(EULAR)は, 6月12~15日にマドリッドのFeria de Madridで開催されました(図1). 今回は約14,000名の参加者を集め, トップ3の米国, フランス, 英国に続き, 日本からも501名が参加し, 第8位に位置づけられました. 天候に恵まれたというか, 30度を超える快晴の日が続き, 観光にも最適だったのかもしれません. 水曜日のオープニングセレモニーでは, 例年のように基礎研究, 臨床研究分野から6名ずつに対してEULAR賞授賞式が華々しく行われました. 当科の近藤真弘先生も1名に選ばれ(当科からは5年間で4人目), 子どもが運動会の徒競走で1着になったときのような嬉しい気持ちになりました. 3,889の抄録が投稿され, 2,142がポスターまたは口演に選ばれました. 今回も, 薬剤同士の二重盲検比較試験の結果が注目されました. 薬剤別ではトシリズマブに関する演題が最多で, 骨粗鬆症に対する抗スクレロスチン抗体ロモソズマブ, 全身性エリテマトーデスに対する抗CD22抗体エプラツズマブなども今後に期待できる結果でした.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。