「はじめに」2012年10月19日(金)~21日(日)に, 秋晴れの京都(写真1)で第74回日本血液学会学術集会が開催されました. 会長は, 自治医科大学内科学講座血液学部門の小澤敬也教授が務められ, 全国から5000人を超える参加者が集い活況を呈しました. 中国, 韓国などのアジアからも演題登録があり, 日本人においても8割の発表者が英語で抄録登録を行いました. 本学会の国際性を目指す姿勢が年々顕著になっています. さらに, guest speakerとして米国, ヨーロッパから第一線でご活躍の先生方を多数お迎えして本学会のレベルアップも図りました. 筆者が参加したセッションを中心に紹介いたします. 「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」「1. 口演」「ITPに対するリツキシマブの医師主導治験に関する調査管理研究」と題して, 慶應義塾大学医学部内科学教室血液内科の宮川義隆先生が発表されました.