脂肪組織・代謝組織と血管の相互作用
リン脂質メディエーターと血管・メタボリックシンドローム
Role of phospholipid mediators in blood vessel diseases and metabolic syndrome
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.10 No.4 32-38,
2011
著者名
雪浦 弘志
/
青木 淳賢
記事体裁
特集
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抄録
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
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糖尿病
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科
/
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
生理活性脂質
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リゾホスファチジン酸(LPA)
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スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)
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血管新生
/
動脈硬化
近年,リゾホスファチジン酸(LPA),スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)などのリゾリン脂質が生理活性脂質として細胞間のシグナリング分子として機能し,生体内で重要な役割をもっていることが明らかになってきた。これらの分子は,プロスタグランジン・ロイコトリエンとは構造・機能が大きく異なる第二世代の生理活性脂質として注目されている。LPAやS1Pは直接ゲノムにコードされておらず,生体内機能の解析には受容体,産生酵素,分解酵素の同定が重要となる。最近,これらの分子が同定・解析され,さまざまな生理的・病理的機能が明らかになり,創薬のターゲットとしても注目されている。
本稿では,LPAとS1Pの血管に対する機能やメタボリックシンドロームにおける役割を,最新の研究結果を含めて紹介する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

