スタチンと血管
多発性硬化症とスタチン
Multiple sclerosis and statin
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- 掲載誌
- Angiology Frontier Vol.10 No.3 42-46, 2011
- 著者名
- 青池 太志 / 狭間 敬憲
- 記事体裁
- 特集 / 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 循環器内科
- 媒体
- Angiology Frontier
- Key Words
- 多発性硬化症 / スタチン / インターフェロン / 免疫調節作用 / 再発予防
多発性硬化症(MS)は中枢神経の炎症性脱髄疾患であり,病巣の空間的多発性や症状の再発寛解を繰り返す時間的多発性を特徴とする。MSの治療は,主に急性増悪期の治療と,その後の再発予防の治療に大きく分けられる。急性増悪期の治療としては,ステロイド治療が行われることが多い。再発予防の治療としてはインターフェロン(IFN)治療が行われているが,IFN投与にもかかわらず再発する症例は多く,またIFNは注射による投与のため,皮膚潰瘍の出現などで治療継続が困難となる症例も認められる。スタチンは,心臓や脳血管障害の再発予防薬として広く使用されている経口摂取の薬剤であり,その抗炎症作用や免疫調整作用による効果が炎症性脱髄疾患でも期待されている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
