新刊
歴史をたどる
耳鼻咽喉科を創設した“町医者の棟梁”
黎明期の耳鼻咽喉科史に輝くパイオニアの劇的な生涯と遺功
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.25 No.2 62-63,
2025
記事体裁
抄録
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連載
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施設紹介
疾患領域
耳鼻科疾患
診療科目
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
「耳鼻咽喉科史のなかで最も劇的な存在は、金杉英五郎です」
加我君孝氏〔東京医療センター臨床研究(感覚器)センター名誉臨床研究センター長〕に黎明期の耳鼻咽喉科の先駆者について話を聞いた。1892年、ドイツ留学から帰国した金杉英五郎は、翌年2月に本邦初かつ世界に先駆けた「東京耳鼻咽喉科医院」を東京日本橋に開き、4月に耳科、鼻科、咽喉頭科を統合した医学講座を成医会講習所(のちの東京慈恵医院医学校)に開設。慈恵会には『本邦、世界に於ける耳鼻咽喉科学の発祥』と記された書が残る。
「金杉の人生は常に忙しい」
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。