花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー スイッチOTC医薬品
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.25 No.1 54-59,
2025
著者名
木津 純子
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
わが国においてはアレルギー性鼻炎の罹患率が高く、耳鼻咽喉科医が診療するなかでも頻度の高い疾患である。そのため多くの国民が辛い症状を改善すべく、医療機関を受診し、抗ヒスタミン薬をはじめとする薬物療法によってQOLの向上を目指している。一方、近年、国策としてスイッチOTC医薬品の範囲拡大とともに、セルフメディケーションの推進が提唱されている。アレルギー性鼻炎患者のなかにも、身近な薬局やドラッグストアにおいてスイッチOTC医薬品である抗ヒスタミン薬を購入し、症状のコントロールに努めているケースは多いと想定される。そのため耳鼻咽喉科医は、目の前の患者がスイッチOTC医薬品を利用していることも念頭に置いたアレルギー性鼻炎の診療、治療戦略の検討を行うべきと考えられる。今回は、患者満足度の高いアレルギー性鼻炎診療を目指す上でのセルフメディケーションのあり方、耳鼻咽喉科医のかかわりと留意点について、特定非営利活動法人薬学共用試験センター顧問の木津純子先生にお話を伺った。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。