学会賞受賞演題紹介
第4回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会特別賞受賞 40年間、気道の研究に携わって
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.25 No.1 42-46,
2025
著者名
竹内 万彦
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
/
感染症
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会より第4回学会で特別賞を受賞させていただき、理事長をはじめ会員の皆様方に心より感謝申し上げる。私は40年にわたり気道の生理と気道疾患の病態の解明に携わってきた。気道の研究が盛んな教室に1984年に入局した私は当初、粘液のレオロジー的性質の測定や粘液線毛輸送機能、上皮を介するイオン輸送について取り組んだ。次に、米国留学で分子生物学的解析の手法と知識を学んだ。帰国後は留学で学んだことを活かしていろいろな研究を手がけたが、最終的には線毛機能不全症候群(primary ciliary dyskinesia:PCD)の研究を行うようになった。ここでは、これまで私が携わってきたこれらの研究について紹介していく。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。