日本鼻科学会から、2007年に『副鼻腔炎診療の手引き』1)が刊行され、すでに17年が経過した。この間に好酸球性鼻副鼻腔炎などの新たな病態が明らかになるとともに、最近では抗体療法を含む新たな治療薬剤が開発されている。また、2010年には『急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン』2)、2013年には『慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下副鼻腔手術-新たな手術分類とその評価-』3)、2016年には『急性鼻副鼻腔炎に対するネブライザー療法の手引き』4)、2017年には『嗅覚障害診療ガイドライン』5)、2023年には『線毛機能不全症候群の診療の手引き』6)が相次いで刊行された。欧州では2020年に「European Position Paper on Rhinosinusitis and Nasal Polyps(EPOS2020)」7)が8年ぶりに、米国では2021年に「International consensus statement on allergy and rhinology:rhinosinusitis(ICAR-RS-2021)」8)が5年ぶりに改訂されている。
Special Articles
『鼻副鼻腔炎診療の手引き』の要点
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.24 No.2 16-20,
2024
著者名
清水 猛史
記事体裁
抄録
疾患領域
耳鼻科疾患
診療科目
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

