高齢者に多い耳鼻咽喉科疾患
耳領域 顔面神経麻痺
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.24 No.1 26-30,
2024
著者名
尾﨑 昭子
/
萩森 伸一
記事体裁
抄録
疾患領域
耳鼻科疾患
/
神経疾患
診療科目
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
顔面神経は主に顔の表情をつくる筋肉の運動を支配する重要な神経であり、さらに味覚や涙液・唾液の分泌を司っている。顔面神経が障害されると、水が口から漏れる、目が片目だけ閉じられないといった顔の表情がつくりづらくなる顔面神経麻痺が生じる。耳周囲の疼痛や味覚の低下という症状から始まることもある。一旦生じると患者の生活の質(quality of life:QOL)は著しく低下するため、的確な診断と早期の治療介入が重要である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

