花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー ガイドラインからみるアレルギー性鼻炎診療―海外と日本の違い―
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.22 No.2 52-56,
2022
著者名
大久保 公裕
記事体裁
抄録
疾患領域
耳鼻科疾患
/
アレルギー・免疫
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
わが国の「鼻アレルギー診療ガイドライン」は1993年の初版から改訂9版を重ね、診療科の垣根を越えて多くの臨床医のアレルギー性鼻炎診療を支えてきた。その間、季節性・通年性アレルギー性鼻炎ともに有病率は増加し、発症年齢の低年齢化も認められるなど、多様化・重症化する病態に対するエビデンスの集積が求められている。また、わが国において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、感染対策の観点からアレルギー性鼻炎の症状や治療目的、患者ニーズに大きな影響を及ぼしている。このようにアレルギー性鼻炎を取り巻く環境が変化し続けるなか、わが国のガイドラインは2023年に改訂を迎える。そこで今回は、海外の主なガイドラインとの比較を通して、わが国のアレルギー性鼻炎診療の在り方やガイドラインの役割について、日本医科大学大学院医学研究科頭頸部感覚器科学分野教授の大久保公裕先生にお話しいただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。