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高齢者に多い耳鼻咽喉科疾患

喉領域 慢性咳嗽


掲載誌
鼻アレルギーフロンティア Vol.22 No.2 40-46, 2022
著者名
鈴木 猛司
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫 / 耳鼻科疾患
診療科目
耳鼻咽喉科 / アレルギー科
媒体
鼻アレルギーフロンティア

咳嗽は気道防御運動の一つであり生命を維持するために重要な運動である。しかし、頻回に強く生じる咳嗽は病的意義を持つといえる。国民生活基礎調査では「せきやたんが出る」と訴える割合は、男性では「腰痛」「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」に次いで多く、第4位である(図1)¹⁾。また、高齢者の「せきやたんが出る」有訴者率は65歳以上の男性では79.7(人口千対)であり、「腰痛」「頻尿」「きこえにくい」「手足の関節が痛む」に次いで第5位である。65歳以上の女性でも61.6(人口千対)と男女問わず高率であった。難聴は高齢者に多い耳鼻咽喉科疾患であるが、せきやたんに困っている高齢者も難聴と同程度存在するのである。慢性的に継続する咳嗽は体力を消耗させ患者のQOLを著しく低下させる。さらに、近年の新型コロナウイルス感染症のまん延環境下では精神的な問題も生じる。慢性咳嗽の原因は内科疾患だけではない。慢性咳嗽を誘発する耳鼻咽喉科疾患を把握し、見逃さないように診断・治療を行うことは重要である。本稿では、ガイドラインにおける一般的な慢性咳嗽への対応を紹介し、最近の知見を加えて高齢者の慢性咳嗽の特徴を概説する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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