Withコロナ時代の花粉症診療
インタビュー Withコロナ時代の実地診療
―アレルギー疾患患者へのCOVID-19ワクチン接種の問題点―
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.22 No.1 30-34,
2022
著者名
永倉 俊和
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大に対して、日本では2021年2月よりCOVID-19ワクチンの接種が開始された。広い世代への接種が進められているが、アナフィラキシーなど副反応の懸念から、ワクチン接種にさまざまな疑問や不安の声を上げるアレルギー疾患患者は少なくない。COVID-19については臨床的事実に基づいた知見の積み重ねがなく、世界初のmRNAワクチンが主流である状況で、医療者側もエビデンスに基づいた情報提供を尽くすことができず、デマや根拠のない情報の拡散も懸念されている。COVID-19の病態解明や治療法の普及にはしばらく時間がかかりそうな状況のなか、アレルギー疾患患者への治療や情報提供において、第一線で患者と向き合う臨床医はいかに対応すべきか。今回は、蕁麻疹、喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉症など、あらゆるアレルギー疾患を長年みておられる用賀アレルギークリニック院長永倉俊和先生にお伺いした。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。