座談会 Round Table Discussion
花粉症2022
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.22 No.1 7-14,
2022
著者名
岡野 光博
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後藤 穣
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寺田 哲也
記事体裁
抄録
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座談会・対談
疾患領域
耳鼻科疾患
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アレルギー・免疫
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
2021年のスギ・ヒノキ花粉飛散数は全国平均で例年並みであったが、2021年夏の日本列島が連日猛暑に見舞われたことも踏まえ、2022年の花粉飛散予測は関東から北海道では例年よりも多く、九州から北陸は例年並みか少なめの飛散となることが予測されている。現在、花粉症治療の中心は抗ヒスタミン薬などを用いた複数の薬物治療に加え、アレルゲン免疫療法、手術療法など選択肢が増加し、患者個々の病態や治療意欲、治療法への理解度などを踏まえた選択が可能となっている。さらに2020年には、既存治療で効果不十分な重症または最重症の花粉症患者を対象とした、耳鼻咽喉科領域で初となる抗体製剤の使用も可能となった。このような治療法の進歩を踏まえ、いかにして花粉症患者に支障のない日常生活を実現し、QOLを向上させるかについて、花粉症診療のエキスパートに討論いただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。