花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー 抗ヒスタミン薬―開発から最新の話題まで―
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.21 No.1 58-63,
2021
著者名
谷内 一彦
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
1911年のDaleによるヒスタミンの発見、1937年のBovetによる抗ヒスタミン薬の開発以降、数多くの抗ヒスタミン薬が開発され、長年にわたりアレルギー性鼻炎をはじめとするアレルギー疾患の治療に用いられてきた。その歴史は鎮静作用を始めとする副作用の克服の歴史ともいえる。親水性の増強による脳内移行性抑制など副作用軽減の努力が続いた後、最近では新たな剤型となる皮膚貼付型が登場するなど、抗ヒスタミン薬市場はさらなる広がりを見せている。今回は、東北大学大学院医学系研究科機能薬理学分野教授谷内一彦先生に、抗ヒスタミン薬の開発の歴史から最新の話題までを伺うとともに、薬理作用からみた臨床での抗ヒスタミンの理想的な使い方についてアドバイスをいただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。