Q&A
舌下免疫療法をやめるタイミングに関する質問への回答 舌下免疫療法を始めて3年経ちましたが、そろそろ治療をやめても良いですか?
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.21 No.1 52-53,
2021
著者名
米倉修二
記事体裁
Q&Aシリーズ
/
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
一般的に免疫療法の効果は開始後2〜4カ月で効果が出始め、1~2年の間に最大限の効果を得ることができます。さらに最低3年治療を継続することで、治療終了後少なくとも2年程度の効果の持続が期待できます。治療を継続すればもちろん治療効果は継続しますが、終了すれば2~3年後には効果が減弱する可能性もあります。治療効果をはっきりと自覚し、治療継続の負担が少ないようであれば治療を継続しても良いと思います。ただし、治療を終了したとしても、症状が再燃した場合には治療を再開することもできますし、その場合は初回治療よりも早い時期に効果発現を期待できる可能性もあります。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。