新刊
診断
従来の迅速抗原検査キットの現状
掲載誌
インフルエンザ
Vol.26 No.3 13-16,
2025
著者名
市川 正孝
記事体裁
抄録
疾患領域
感染症
/
呼吸器
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
Key Words
迅速抗原検査キット
/
ポイントオブケア検査(POCT)
/
核酸増幅検査
/
PCR
/
COVID-19
COVID-19のパンデミック以前は感染症の早期診断が可能なツールのほとんどは迅速抗原検査キットであった.COVID-19のパンデミック以降,PCR などの核酸増幅検査が臨床現場に普及し,その感度の良さなどの精度の高さから感染症診断の重要なツールになった.しかし迅速抗原キットは,その迅速性,簡便性,および比較的低コストであるという利点から,感染症診療の現場では依然として主要な診断方法として広く普及している.これは,抗原定性検査が十分に診断に役立つものと認識されているためと考えられ,今後も感染症診断の主流であり続けると考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。