エンテロウイルスは,手足口病,ヘルパンギーナのような,毎年夏を中心に流行する急性熱性疾患の原因ウイルスです.手足口病流行のピークは日本では例年7~8月で,以前はエンテロウイルスA71(EV-A71)とコクサッキーウイルスA16(CV-A16)の2つの型が主な原因ウイルスでした.しかし,2010年以降,コクサッキーウイルスA6(CV-A6)が手足口病の主要な原因ウイルスとなり,2年周期で大規模な流行を引き起こすようになりました(図1)1).
Q&A
日本では2024年に手足口病の大きな流行がありました.現場の小児科医からは臨床像の変化があるとの声が聞かれます.エンテロウイルスの変異と臨床像の関係について教えてください.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.26 No.1 46-47,
2025
著者名
清水 博之
記事体裁
抄録
/
連載
/
Q&Aシリーズ
疾患領域
感染症
診療科目
一般内科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
Key Words
エンテロウイルス
/
手足口病
/
エンテロウイルスA71
/
コクサッキーウイルスA6
/
コクサッキーウイルスA16
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。