Q&A
米国では麻疹ワクチンの接種率が低下して,小規模ながら麻疹患者が増加したという報道がありましたが,日本では接種率の低下はないのでしょうか.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.26 No.1 43,
2025
著者名
多屋 馨子
記事体裁
抄録
/
連載
/
Q&Aシリーズ
疾患領域
感染症
診療科目
一般内科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
Key Words
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン
/
MRワクチン
/
予防接種法
/
定期接種
/
2回接種
日本でも接種率が低下しています.2006年6月から予防接種法に基づいて原則,乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンを用いた2回接種が定期接種として実施されてきました.1歳で1回目(第1期),小学校入学前1年間に2回目(第2期)を接種します.2008~2012年度の5年間は,中学1年生(第3期)と高校3年生相当年齢の者(第4期)を対象に,2回目の定期接種が実施され,1990年4月2日以降に生まれた人は全員,接種時期は異なるものの定期接種として2回の接種機会があったことになります.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。