菅谷 いま国際的には,インフルエンザ,COVID-19,RSウイルスの3つの感染症を同じ学会で取り扱おうとする機運が高まっています.実際に,小児科の医師はこれらをまとめて診ていますし,今後はそのような方向に進んでいくものと思います.そういった流れのなか,今回の座談会では,この3つのウイルス感染症がこの先どうなっていくのか,専門の先生方にお話をうかがいたいと思っています.

まずインフルエンザですが,昨シーズンは推定患者数1,800万人と,久し振りに大きな流行がみられました.H3N2,H1N1pdm,B(ビクトリア)の順に3種類の流行があり,横浜市などでは,3つのピークがきれいに分かれるパターンを示しました.9月の早いうちから流行が始まったことも含めて,これまでにない変わった流行パターンだったと思います.