治療
新型コロナウイルス感染症:5類移行後の治療
掲載誌
インフルエンザ
Vol.25 No.1 21-28,
2024
著者名
忽那 賢志
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
COVID-19
/
SARS-CoV-2
/
抗ウイルス薬
/
重症化リスク
新型コロナウイルス感染症の治療法は,ウイルス増殖期に抗ウイルス薬を,炎症反応が過剰に起こる時期に抗炎症薬を使用することが重要である.現在,重症化する感染者の割合は激減しており,複数の抗ウイルス薬(レムデシビル,モルヌピラビル,ニルマトレルビル/リトナビル,エンシトレルビル)が承認されている.また,重症例ではデキサメタゾン,バリシチニブ,トシリズマブなどの抗炎症薬が使用される.治療の有効性は,オミクロン株の拡大やワクチン接種の進展により変化しているため,最新の臨床研究に基づく治療法の適用が必要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。