ウイルスよもやま話
新型コロナウイルス感染症:国内の既感染者の割合等について
掲載誌
インフルエンザ
Vol.24 No.4 53-57,
2023
著者名
渡辺 登喜子
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
世界保健機関(WHO)は2023年5月5日に,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて出していた「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました.それに伴い,国内でのCOVID-19に対する対応も変わりました.それまで国内では,COVID-19は,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律,いわゆる“感染症法”において,「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」として位置づけられていましたが,2023年5月8日から「5類感染症」へ変更となっています.とはいえ,地球上から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が消滅したわけではなく,依然として世界的な流行は続いています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。