診断
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の同時診断検査キットの展望
掲載誌
インフルエンザ
Vol.24 No.4 15-20,
2023
著者名
小佐井 康介
/
栁原 克紀
/
迎 寛
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
迅速検査
/
同時測定
/
マルチプレックス
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は症状や臨床経過に類似点が多く問診や診察のみでは鑑別が難しい.一方で治療薬や合併症に相違点があるため確実な診断が求められる.主な診断法として抗原検査と核酸検査がある.抗原定性検査は迅速・簡便に実施できる利点があるものの感度が十分でないことに留意する.一方で核酸検査は抗原検査より感度が高いものの機器を必要とするなど,それぞれの検査法に特徴がある.インフルエンザウイルスと新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を同時に検出できる検査やシステムにはさまざまな種類がある.それぞれの特徴を踏まえることにより各検査法を有効に活用できる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。