従来のワクチンと比較すると接種部位の疼痛や発熱等の出現頻度が高く,ワクチン接種が拡大するにつれて死亡例も多く報告されています.2023年3月の厚生労働省の副反応検討部会でBNT162b2接種後死亡例の1,791例が報告されています1).重複例を除いた1,725例の詳細を解析すると性差はなく年齢は70歳以上が1,322例(77%)です.1回接種後776例,2回接種後629例で,接種後の日数では接種当日が98例,1日目275例,2日目196例,3日以内では727例(42%),1週以内に1,032例(60%)が報告されています.
Q&A
新型コロナワクチン接種後に死亡例も報告されていますが,この副反応をどのように考えたら良いのでしょうか.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.24 No.3 47,
2023
著者名
中山 哲夫
記事体裁
抄録
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連載
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Q&Aシリーズ
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
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呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
mRNAワクチン
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副反応
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心筋炎
/
炎症性サイトカイン
/
スパイク蛋白
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。