COVID-19は,発生から3年以上経過した現在もなお,世界的な公衆衛生上の問題となっています.2023年4月19日時点の世界保健機関(WHO)の報告によると,世界の累計感染者数は7億6,300万人以上,累計死者数は690万人以上にものぼっています1).パンデミック発生以降,国内外において,さまざまなCOVID-19ワクチンの開発研究が精力的に進められ,現在(2023年3月30日時点),臨床試験中のワクチンが183種類,さらに前臨床段階のワクチンが199種類存在しています2)(図1).2023年4月25日時点で,日本国内で接種可能なCOVID-19ワクチンは,ファイザー/ビオンテック社の1価あるいは2価mRNAワクチン(コミナティとコミナティRTU),モデルナ社の2価mRNAワクチン(スパイクバックス®),ノババックス/武田社の組換え蛋白ワクチン(ヌバキソビッド®)です(図2).アストラゼネカ社のウイルスベクターワクチン(バキスゼブリアTM)は2022年9月に接種が終了しています(図2).今回のよもやま話では,日本国内で最も多く接種されているmRNAワクチンの有効性と副反応を中心に,これまでの経過を含めて概説したいと思います.
ウイルスよもやま話
新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン
掲載誌
インフルエンザ
Vol.24 No.2 49-54,
2023
著者名
七戸 新太郎
/
渡辺 登喜子
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。